思い出している内容について。
2023年7月2日(日曜日)
少しずつ思い出している。
一昨日、胸がズキズキするほどの『好き』が甦ってきた。
彼くんが好きを感じているような感覚。
彼にとって『好き』は傷つくことだったんだろうか。
それから昨日、私が好きだったものを思い出した。トーベ・ヤンソン。
部屋にお気に入りのムーミンの絵を戻した。
この人生で私は『すき』を追いかけて楽しく生きてきたことを思い出した。
他にも思い出した、最後に私が彼に話したこと。
赤毛のアンのワンシーンの話だ。
勝手にお金を何かに投資したんだか、貯金がスッカラカンになってしまった夫に妻が言った言葉だ。
「あなたが投資をするって話してくれていれば、あなたをこんなに責めることもなかった。いっしょに泣くことが出来た、いっしょに落胆が出来た。慰め合うことも出来た。でも、今、あなたに感じるのは腹立ちだけで一緒に悲しむことは出来ない。」
私は彼にこの話をして、さよならを告げた。
理由はそのままだ。彼は私といっしょに生きているわけではなかった。
私は彼のことを知らない。だから私は共に喜ぶことが出来ない。そしていっしょに悲しむことも出来ない。
なぜ、今ここで思い出したのかはわからない。
だけど、いっしょに生きるってそういうことだと思ったんだ。
そして彼から離れる前に思ったことは「失ってからじゃ遅いのに。」ってこと。
失ってからじゃなきゃわからない。それがツインレイ男性なんだろうか。
どうして忘れていたんだろう、色々な記憶が、穴が空いたように落ちていた。
今、思い出しながら自分のなかで辻褄性を探している。