さよなら、私の暗黒時代という闇よ。おかえり、私の純粋な本心よ。
私と彼女は立場を100%交換することが出来たようだ。
私は彼女のことが嫌いである。心底、許せない存在となった。
だけど、私は嫌いな人と向き合おうとか、そういう神経は持っていない。嫌いだから正面を切って無作法に『あんたがきらい』と言うほどの根性もないし、それが出来るほどの厚顔無恥な存在にもなれない。
私は彼女のことを嫌いになりたかったし、そもそも嫌いだった。でもそれが出来なかった。
私は彼女のことが嫌いである。彼女を許すことはないし、彼女と今後、話したいとも思っていない。
彼女が私にしたことは許されることではないし正当化もされない、私は許さない。
彼女がいかなる言い訳を並べ立てようが、私は彼女を許すことはない。
私は『彼女という存在』そのものが憎い。
私はこれにて彼女との縁を切る表明をする。
さよなら。
『彼女は私とこれから先、生涯にかけ繋がらず交わることもない。』
二度とあんな苦痛はごめんです。
そして、さよなら。彼くん。
私は彼くんのことが嫌いでした。
たったひとつの欲しい心の通う言葉さえくれない、彼のことが嫌いでした。
私に我慢ばかりを強いる、彼のことが嫌いでした。
私はあなたのことが本当は嫌いでした。
『嫌いはダメ』と縛りをつけられ、私はこのしばらく人を嫌いになることが出来ませんでした。
最悪でした。彼くんが私にしたことを私は許せません。許すつもりもありません。
私はあの過去をすべてシュレッダーにかけて捨てます。代わりにあなたがすべてを背負ってください。
あの数年間の彼が抱えるべきものを私がこの数年間にかけ抱え続けてきましたが、私はこの記憶をかえします。
『私と彼くんの過去の思い出は彼くんへ譲渡される。』
どうぞ、苦しんでください。あの時の自分が私へ『何をしてしまったのか』についてを理解し、苦しみ、後悔をしてください。
そして、すべてを背負ってください。私はもう彼の記憶も傷も背負うつもりはありません。
私はもう彼と二度と結ばれたいだなんて思わない。最悪すぎる。
さて、私のラスト・ダンスに誰が申し込んでくれるのでしょうか。
楽しみですね。