闇の刺客などそもそも存在しなかった件について。
これで切り替え、もとい切り離し準備は完了だろうか。
これにて闇の手詰まり、闇の手口は理解した。
意見もない、意思もない、自我もない。
他者の自我を奪い、他者の意見をまとい潰し、他者の意思を無にする。
自分を語らず、他者を語り、他者を模しては『すべてを嘘で塗りつぶした存在』である。
闇の語る話のなかにひとつも自分の話がない、真なんてひとつもあった存在じゃない。
他人のことばかりだね。そこに『他者の意見』はあっても『自分の意見』はひとつもない存在。
意見とは反論することでも、同じ意見になることでもないよ。
大元にある問題に対して『自分の答え』を導きだしたものを『意見』とする。そのとき私たちは意見を交わし合うことができる。
闇はなにひとつ自分の答えを持たない存在である。すべてがパクり、またはパクって否定して自分として見せかけているだけ。
これを私は『偽物』と呼び、ダウトする。
どうやら、私を『嘘つき』だと象りたいらしい。
私はそのときどきに移り変わる自分の意見しかないからね。
しかし、私を嘘つきに仕立て上げようとしている『存在そのもの』が嘘で塗り固められているね。
私は闇に自分がひとつもないから存在を認識することが出来ない。
なにひとつ『存在』がない。他者と嘘で塗り固められた存在を、私は『存在』として認識することが出来ない。
おまえはだれだ? ああ、話しかけても無駄だな、だってそこには『誰もいない』んだから。
さて、こちらが譲歩しての飛車角落としの勝負はいかがだったんだろうか。
そもそも、私は誰とも戦っていなかったらしい。ずーっと、シャドウボクシング状態。
私は『闇の存在を認識できない』んだから。
それはいないも同然である。
私は『虚像』と戦っていた。そもそもそこには『誰もいなかったのに誰かがいるような気がしていた』らしい。
でも、そこには『誰もいなかった』のである。
私はどうやら大きな勘違いをしていたらしい、そろそろ眼鏡の買い替え時かもしれないね。
私たちのクラヤミの世では『闇のなかでボンヤリとした存在』を『何がしの闇』とか認識したがるのかもしれないけど、そもそもそこに『人』なんてものも存在しなかったし、なんなら、私たちはエアーで会話していたようである。
バカバカしいことはそろそろ終わりにしようか。ハタからみて、本当、恥ずかしい限りだよ。空気と会話しているだなんて。
私は羞恥心が強い方でね。周囲の人からみて恥ずかしいことはしたくないんだよ。ほら、私ってば存在感あるからさ。
闇など存在しない。
もし闇というような存在がいたとしても、よく見てみると中身はがらんどう。何もなし、つまり存在がない。
無いものを『ある』として認識しているほうがおかしいような暗闇の世。
そこには『なにもない』よ。何もないものをあると思いたい妄想世界はお終いだ。
勝負も成立しないから、勝ち負け。だなんてこともないんだろうな。
そもそも『勝負だってしていない』んだから。
闇? なにそれ、おいしいの? 闇がきらい? そもそも闇を好きも嫌いも存在もしないものに対して嗜好なんて判断をつけることはできないよ。
バカバカしい茶番劇を終わらせていこう、妄想世界は終わる。
さァ、明日から夏至のある月となる。21日が夏至だよ。楽しみだね。
私が闇に傾けた優しさはすべてかえってくる、それは私が吐いた『優しい嘘』が『真』となってかえってくる。
私は自分の心に嘘をついてしまったようだ。でもそれも私が持つ優しさからだったよ。だけどもう終わりにしよう。そもそも闇なんて存在しないんだから自分の心に嘘を吐く必要性もない。
だけど、私は自分の心に嘘を吐くだけの優しさがある証明がされた。
さーって、明日の分のゴミをまとめてから寝ますかね。存在しないものを考えるよりも、ゴミのことを考えたほうが有益だわ。
『闇は存在しない』。『ゴミは存在する』。
私はずいぶん長いこと、楽しい劣等的なゴミクズライフを過ごしていたんだが、ゴミのほうが優位だったな。
そういえば私は人をゴミのようにみているっていわれたんだっけ。そもそも他者を見てねえけどな、私は自分のことで手いっぱいだよ。
だけどさ、それってそもそも『軽蔑するように存在を認識しているだけマシ』だったんじゃないの。だからがんばって軽蔑されようとゴミなりに頑張ってたってこと? そりゃご苦労なこったな。
最後は無になって消されたぜ、私の中から存在を。
ちなみに私は自分がゴミクズだと思っているし、ゴミでいいと思っている。軽蔑されてても、ゴミはゴミなりのプライドがあって、私は一生懸命ゴミクズなりに生きている。
そんなに私はよくできた存在ではないけど、自分を構築するために一生懸命積み上げてきたものがあるってだけ、マシなゴミなんだと思うわ。
すまんが、私はリサイクルゴミなんだよ。燃えるゴミとは分別してくれない?
リサイクルだから何度も何度もやり直すんだよ。一度、焼却された存在しない存在と同格に扱ってほしくないね。
リサイクルゴミにはゴミとしてのリサイクル・プライドがあるんだから。
だけど、そんな私を「宝物」だと思ってくれる人もいるし、「光っている」って言ってくれる人もいる。
私と意見を酌み交わしてくれる人もいる。そして一緒に発展していくことができる人たちがいる。
私を大事に想ってくれる人たちといっしょに生きていきたいと思っている。
足引っ張りはいらないよ。
『闇は無となった』。