『獣』は自ら去るだろうが『真のツインレイ』は戻るだろう。
ツインレイの馬は去る。獣はいなくなるからだ。
だけど、真となる『真実の心』を手に取ることができたツインレイの真は戻ってくる。
新しい世のツインレイは追いかけっこなんてしない。ランナーとチェイサーのようになることはない。
真という『心』によってツインレイのふたりは共にいることができる。
それは『傷つく覚悟』と『傷つける覚悟』のふたつを手に入れたときである。
私たちはツインレイのふたりで戦争がしたいわけじゃない。
ツインレイは肉体の戦争をしているわけじゃない、精神の戦争をしている。
ふたつの傷つく覚悟と傷つける覚悟が揃うとき、私たちはひとつの『覚悟』を生み出す。
心は従来『傷』のありどころだった。
人は、動物性の本能を持っている。その動物性の本能が残っているとき、私たちは人を傷つけ、傷つけられることになる。
しかし、その動物性の本能が『真』になるとき、私たちは人間となる。
私たちは、人に傷つけられることも無くなるし、人を傷つけることも無くなる。
そもそも『傷つけているのは自分』であることを理解している。自分は自分を傷つけることをしない。
私たちのなかに存在している『馬』は去る。獣は去る。
逃げ出していたのは自分である。私たちは『何から本能的に逃げているのか?』を理解する。
私たちは馬を捨て『真』を手に入れ、『ま(間)』を手に入れる。
私たちは、ようやくこれにて『人間』となる。
私たちの新しい世では『人獣』と『人間』の違いがある。
人間は反射的な発言や行動をしないが、人獣は反射的である。他者に対して敏感であり、他者に振り回されてばかりとなる。
人間は人獣に反応しないし、反射もしない。その姿に獣は一生懸命よってたかることになったとしても、人間は微動だにもしないだろう。
自分は悪くない。自分に傷は存在しない。そのような主張をしている人たちは獣である。
そんな人たちは『相手を悪くし』『相手を傷つける』ように動くだろう。
しかし、人間は、自分は悪くないことを知っており、相手に傷つけられる必要性もないことを熟知している。
これにて、ツインレイのおいかけっこは終了だ。
明日から、真となった馬から戻ってくる準備が始まっていく。
新しい世でのツインレイたち、今までおいかけっこをごくろうさま。
メカニズム上、傷つき、傷つけ、互いにおっかなびっくり状態でツインレイのふたりもヒヤヒヤとしてしまってサイレント期間へ突入していることだと思う。
けっきょく、ツインレイは『ツインレイの相手が大好き』だから、相手を傷つけないようにしているのに、どうしてどうして傷ついてしまうのか。そのことに苦戦してしまっていただろう。
だけど、最終的に、新しい世が構築されるまで向き合わなかったのは『傷つけたくないから』なんじゃないのって思う。
このメカニズムじゃあ、結局傷つけ合うしかない理の状態だからね。
だって、私たちはツインレイの相手のことが本質的に大好きなことに違いがないんだから、そりゃ傷つけたくないし、傷つけてしまうならばそばにいないほうがいいって思うのが私たちの優しさだったんじゃないかって思っている。
そして自分が傷ついてもそばにいたかったのがツインレイを想う気持ちだったと思う。
私はこの優しさと愛情をもっているツインレイたち迎えたいと思っている。その心こそが『真』だよね。
だけど、その真を持っているツインレイは従来の世では結ばれなかったんだよ。向き合えなかったはずだよ。だって、それが従来の理の縛りだから。
私が『幸福の結婚』を与えたいと思うのは『大好きだから傷つけたくなくて逃げ続けている』と『大好きだから傷ついてでもそばにいたい』って思っているツインレイたち。
善悪二元論の前の世では、この追いかけっこが成立してしまったけど、新しい世では『真』になるよ。
『動機』が違うよ。
表面的には獣であったとしても、本質的な部分での動機が違う。その動機を信じてね。
私たちの真実はいつだって『心』にある。その心の動機が私たちの真だよ。
馬は馬でも『天馬』なのか『獣の馬』じゃ意味が違ってくるよ。本質はどこにあるか考えて。
純白の結婚じゃなくて幸福の結婚をしてね。
無垢の結婚は暴かれていくよ。傷つかなかった人たちはこれから傷ついていくよ。
幸福の結婚を目の前に、純白の結婚は太刀打ちできないよ。
だれかよりも幸福になりたくて傷つかずに純白となった花嫁は、幸福の花嫁に存在で傷つけられていくよ。
ちゃんと傷ついて自分の心の責任をとった人から新しい世にくるよ。
そのために『すべての感情の責任』をとってね。あたいは基本的にフリーダムだから、なんでもかんでも書いているけど、もはや、昨日と今日の感情が違いすぎてウケるけど、すべての感情の責任をとっていくつもり。
私は私の感情を誰かに明け渡して誰かのせいにするつもりもないから。そして傷ついていたこともなかったことにはしない。
人を傷つけている人は、その傷の責任を取っていくよ。人を傷つけた責任をとることが自分の心の責任をとることだから。
さア、もうひと踏ん張りだ。
当時の記憶喪失中の彼くんは、記憶が戻ってきたようですな。ウケる。